ロシアから見た北方領土
「星系出雲の兵站4」を読むのが順序だが
同じ系統の後発話を読む気にはなれなくて、ストック本より拾った。
「ロシアから見た北方領土」は「ロシアから見た日露戦争」とペア
でストック本に入っている。岡田和裕著 潮書房光人社 NF文庫である。
こちらからは、「日ソ中立条約を破って掠め取られた領土」という見方だが、
あちらから見ると、日本こそが侵略戦争を仕掛ける悪人というスタンスのようだ。
ソ連は第2次大戦前後に合わせて76万平方キロに及ぶ領土を周辺国から奪った。
それはスペインとポルトガルを合わせた面積に匹敵する。
奪った相手国はフィンランド、バルト三国、ドイツ、ポーランド、チェコ、
まだ読み始めたところだが、240頁の薄さなので読了は早そうだ。
2012年7月出版の本であるが、まだ時代に遅れてはいない内容である。