心房細動の症状
心房細動と診断されたのは6-7年前
症状は全くなかった(と思い込んでいた)ただ、疲れやすくなっていた。
体重が10kg程増えて、年齢も40歳代後半になり、こんなもんかと諦めていた。
今年の定期健診で『心房細動の根治術』を勧められて受診するように言われた。
内服薬で合併症を予防する以外に手はない、と思っていたので意外だった。
早速仕事を休んで、カテーテルアブレーションの得意な総合病院を受診した。
検査の結果、経過年数と心房拡大があるので奏功率は低いと言われた。
何とかならないかとお願いすると、電気的除細動をしてみましょうと言われた。
これで除細動が出来れば、カテーテルアブレーションの適応あり、とのこと。
槍ヶ岳から帰った翌々日に入院して電気的除細動を受けた。
除細動は成功した。ただしこれは一時的なもので、いつ戻るか分からないと。
この成功を受けて、年末にカテーテルアブレーションの予定となった。
本題はここから。昨年の双六岳キャンプ場から鷲羽岳のときは、荷物が重すぎて(?)
立ち止まりながらもなんとか双六テン場まで上がった。体重が80kg以上あった。
今年は小屋泊まりにして荷物を減らし、体重も10kg以上減量したのだが、
それでも槍沢の登りは息が切れて動悸が激しかった。(横尾から殺生ヒュッテ)
標高差は約1,500mだった。今回の伊吹山は約1,160m。体重、荷物はほぼ同じ。
標高1,500mスタートか220mスタートかの違いぐらい。やはりしんどいのだろうな。
1か月前に鍛えられた名残が身体に残っている分、少しはましかなと思っていた。
朝5時起きで登山開始は8時前。最初の30分はゆっくり登っていこう・・・あれ?
ここ数年は入山とともに息切れがすぐに来ていた。プラス動悸。
自分なりの解釈では体重過多、運動不足、心肺機能(主に呼吸)低下だった。
5年ほど前に、週1回2,000mほどクロールを泳いでいた、趣味の水泳を止めた。
その結果、それまで達者だった心肺機能が、衰えたものだとばかり思っていた。
全く息切れがない。これは頂上まで上がって下山完了までそうだった。
筋の疲労は激しかったが息切れはゼロ。何て楽な山行なんだろう。
思えば40歳代前半はこれが普通だった。心肺機能は全く問題なかった。
体重変わらず、運動不足ほぼ変わらず、で辿り着いた結論は『心房細動』
現在はまだ『洞調律』を維持しており、心房細動はない状態である。
息切れが前面に出るので動悸として感じることがなかった。
だから心臓(心房細動)と思わずに肺(呼吸機能)と思い込んでいたのだ。
このまま心房細動が出なければカテーテルアブレーションしなくてもイイ?
と思っていたが、そういう事なら二度と出ないように根治しておきたい。
まだまだ山に行ける元気はあったんだ、と嬉しい発見があった。