読書好きの日常

日々の徒然なる出来事を綴ってゆきます

架空戦記の原点?

洋画ファイナルカウントダウンを久しぶりに見た。

米原子力空母ニミッツが艦載機、乗員もろともタイムスリップする話。

出た先が1941年12月7日の中部太平洋真珠湾の東海域である。

 

カークダグラス扮する艦長は状況がよく呑み込めないまま、

攻撃されている米国の民間小型ヨットを救助し、ゼロ戦を撃墜する。

オブザーバー的な民間人役のマーチンシーンは何のために居たのかよくわからず。

 

今まさに真珠湾を攻撃しようとする艦載機の大編隊と南雲機動部隊に

ジェット艦載機にミサイルを装備した攻撃隊が襲い掛かろうとするときに

再びタイムスリップの前兆が観測されたので攻撃は中止し無事に帰還する。

 

ニミッツの乗組員の内、一人過去に残された中佐が真珠湾で待ち受けていた。

結局、歴史は小変更されただけで、空母ニミッツは事なきを得た。

現代の兵器が過去に出現すれば歴史が改変される、というSFはよくあるネタ。

 

辞書並みの知識を持つ戦史マニアが人間だけ過去にタイムスリップしたら・・・

というのがこの話。初出版は1970年代だったのでは?

 

連合艦隊遂に勝つ 高木彬光 角川文庫

 

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我が家に存在するのは1992年に光文社文庫から再出版された、こちらの方。

 

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古本でも出回っているし、Kindle版が販売されているので、愛好者は多いのであろう。

これから読む方のために内容は割愛させていただくが、かなり緻密でまあ面白い話だ。