光秀の定理 垣根涼介
士官学校シリーズからまた横道にそれた
何か目ぼしい本はないかと旅先の書店で探して見つけたモノ
垣根涼介氏の本は、代表作『ワイルド・ソウル』を読んでいる。
この本は現代が舞台の小説で、heavyな内容の大作であった。
ちなみにこの小説は第6回大藪春彦賞受賞、第25回吉川英治文学新人賞受賞、
第57回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。
その著者が書いた歴史小説とはどんなものなのか。
447ページと言う程よい厚み(やや薄目)にも魅かれて読んでみた。
帯には来年の大河の原作か?と勘違いするような文言があるが、これは間違い。
光秀が主役のストーリーというだけでこの本が原作ではない。
同じ帯が他の様々な光秀本に掛けてあったし。
内容はネタバレを伏せるが、非常に面白い。このままドラマ化されてもよいかも。
垣根涼介氏のほかの著作へも大いに興味が湧く本であった。