光秀の定理 垣根涼介
士官学校シリーズからまた横道にそれた
何か目ぼしい本はないかと旅先の書店で探して見つけたモノ
垣根涼介氏の本は、代表作『ワイルド・ソウル』を読んでいる。
この本は現代が舞台の小説で、heavyな内容の大作であった。
ちなみにこの小説は第6回大藪春彦賞受賞、第25回吉川英治文学新人賞受賞、
第57回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。
その著者が書いた歴史小説とはどんなものなのか。
447ページと言う程よい厚み(やや薄目)にも魅かれて読んでみた。
帯には来年の大河の原作か?と勘違いするような文言があるが、これは間違い。
光秀が主役のストーリーというだけでこの本が原作ではない。
同じ帯が他の様々な光秀本に掛けてあったし。
内容はネタバレを伏せるが、非常に面白い。このままドラマ化されてもよいかも。
垣根涼介氏のほかの著作へも大いに興味が湧く本であった。
ロシアから見た北方領土
「星系出雲の兵站4」を読むのが順序だが
同じ系統の後発話を読む気にはなれなくて、ストック本より拾った。
「ロシアから見た北方領土」は「ロシアから見た日露戦争」とペア
でストック本に入っている。岡田和裕著 潮書房光人社 NF文庫である。
こちらからは、「日ソ中立条約を破って掠め取られた領土」という見方だが、
あちらから見ると、日本こそが侵略戦争を仕掛ける悪人というスタンスのようだ。
ソ連は第2次大戦前後に合わせて76万平方キロに及ぶ領土を周辺国から奪った。
それはスペインとポルトガルを合わせた面積に匹敵する。
奪った相手国はフィンランド、バルト三国、ドイツ、ポーランド、チェコ、
まだ読み始めたところだが、240頁の薄さなので読了は早そうだ。
2012年7月出版の本であるが、まだ時代に遅れてはいない内容である。
マーフィーの法則か!
ようやく中古セローの整備が終わり、ナンバー取得やらETC移植やらに。
代車を借りれるとのことで225wとはこれでお別れになる朝がキタ。
『キャブレター空っぽ止め』をするようになってから始動性はすこぶる良い。
朝早く夜遅い仕事なので、半ドンの日を狙ってバイク屋さんに届けるのだ。
別れの朝、トップケースを外して身軽になった225wに跨る。
FUELコックをONにして、一発始動っ、あれっ?二発、三発、・・・・
キターっ、引き取られる日に調子が悪くなる法則かーっ。
今までの経験から行くと被っただけかな、と、気長にセルを回すことに。
あれっ掛からないぞ?ブースターケーブルで車のバッテリーと繋いで、
延々頑張ってみたところ・・・セルが回らなくなった。カチカチ音はするが。
う~ん、まだ始業まで2時間はあるし、ほぼ下り坂の道中だ。押しますか。
確か7km強の距離だし、長い坂で押し掛けのチャンスもあるし・・・
甘~い。うんともすんとも言わないまま1時間半が経過。ぜいぜいはあはあひいひい。
軽い軽いとは言ってもやっぱり重いわ。業界のギルド会館があったので停めてタクに。
マピオンで距離測してみると、5キロ弱も押した。全身筋肉痛。やってくれるなぁ。
『トラブルは一番起こって欲しくない時に起こる』マーフィーじゃん。
おかげで記念撮影などする暇もなく、バイク屋さんが引き揚げに行ってくれて、
そのままお別れとなった。まだ納車の時など対面は出来るのだろうけど、未練はない。
最後の最後に濃厚な筋トレ1時間半を共に過ごした君を忘れはしない。
古いバイクは懲り懲りという気になってしまったわ。残念。
整備書を処分する
入れ替えが決まってドナドナ待ちのセロ子
スタンドの不調は最後の最後に、結局自分の手で解決した。
DIY作業は、ヘッドライトのLED化、バッテリーのLi化、オイル交換、チェーン磨き。
潤滑油差し、スマホスタンド取り付け。ざっと思い出すだけでそんなもんか。
エンジンが掛からなかった時はプラグを外して火花の目視確認もしたな。
イリジウムプラグは既に前オーナーが装着していたし。
自分で中古を探していたら22年落ちのキャブ車なんか絶対に買っていない。
物々交換でないと手に入るものではなかったんだ。そう思うと惜しい気もする。
もともとDIYは大好きだが、二輪の整備は初めて。前オーナーが一緒に譲ってくれた
サービスマニュアルを頼りに、できることはとにかく自分でやった。工場ないから。
解体屋さんが出品していた中古のパーツ類もストックとして保有していた。
ネジがどっか飛んで行ったりした時にバックアップとして重宝した。
セロー225Wは廃車⇒解体に回される個体がほとんどのようだ。20年超だもんな。
技術と余裕があれば、パーツが手に入る限り面倒を見れるのだけど、どっちもない。
業者間のオークションで出す、と言ってたから、直解体と言う訳ではなさそう。
パーツは新しい個体でも使えるかもしれない。サービスマニュアルは使えない。
イグニッションキーはどの位置にあってもスルッと抜けるし、
タンクキャップにガソリンが滲むし、時々メーターの針が動かないし
エンジン停止前はコックをoffにしてアイドリング⇒自然停止
驚きや儀式的な手順があったけど、置いておけるなら置いておきたい単車だ。
セロー225Wとの出会いがあったから、11年落ちの中古車など怖くないし
販売店が後ろ盾になってくれる有難みもわかるし、良い経験したわ。
サービスマニュアルは表紙はくたびれているが中身は全く綺麗なので、
某オクに出品してみたら、落札された。愛好家がまだまだ居ますな。
さよならの向こう側
『手放す理由はない』と言ってはいたが、理由は山積だったのだ。
自分に言い聞かせていただけ・・・辛いところだが。
ほとんど乗る機会がなくなっていたアドレス125S(新車購入後4、5年)
走行距離はやっと1,000kmを超えたぐらいのものと物々交換したセロー225W
走行距離28,000km強だったが機関良好、リアサスだけが完全に抜けていた。
修理工場がない。結局友人のツテで無理やり押し込んでもらい、10マソ飛んだ。
タイヤやその他は前のオーナーさんの好意で新品に交換してくれていたので、
他の出費は掛からなかったのだ。アドレス下取り予想と合わせても、まだ安いかな。
個人売買最大のデメリットはバックアップしてくれる工場がないということ。
今後どんなトラブルが出てくるかわからないので、非常に心細い状況だったのだ。
前のオーナーさんの話では、『下取りはつかないよ。ついても1マソぐらいかな』
と購入した大手中古チェーンで言われて、売るに売れない状況だったそうだ。
アドレスの続きで、名変や任意保険で関係を繋いでいたショップも今一つ塩対応。
やはり自分の店で購入したものでないとダメだわな。と思っていたら・・・
そのお店の中古車リストにセロー250が登場している。乗り出し40マソ弱か・・・
こりゃあ買えんわな。タイミングよく任意保険の継続の電話が掛かってきた。
『セロー置いてましたね、まだありますか?』⇒お店に来てみて、ということに。
11年落ちのFIだったが、23年落ちのキャブ車に比べると新車同様に見える(大袈裟)
よく走っているが、リアサスは抜けていないし、タイヤは新品に交換するという。
下取り込みで乗り出しポッキリでどうよ、と。新車乗り出しの約半額ならアリかな。
5年や10年は乗れるだろう。修理工場アリだし。下取りもかなり頑張ってくれたし。
と言う訳でドナドナすることになった。たった1年だけどご苦労様でした。
スタンドのグラつきはパーツがあるので手元にある間に修正しておこうっと。
色々くたびれている所だらけだが、機関、サス共に好調なのでまた走るのかな。
4JG4からDG17Jになりました。去年出た最新型はDG31Jだそうだが、
11年前の中古車がピカピカに見えるとは、どうかしてるぜ。
スタンドのガタつきを修正
スタンドを固定するナットが締まらない
バカになっているようで、締めても締まらず、緩めても外せない。
友人に相談すると、グラインダーでボルトを切るしかないと。
スタンドを見てみたがグラインダーが入る隙間が・・・
ネットで調べてみると、ナットブレーカーなるものを発見した。
ナットとボルトは中古パーツでゲット済なので、週末を待ってナットを破壊する
ナットは向こう側にあるのでブラインドで作業をする。
結構な力が必要だったが、程なくバキッと割れてナットが外れた。
バネが外れてスタンド自体が取れてしまい、えらいこっちゃの状態に。
バネを掛けてからネジ穴に合わせてボルトを差し込むのに手間取る手間取る。
四苦八苦しながら何とか合わせてナットを嵌めようとするがこれまた嵌らない。
ナットの方向が逆だった。前の時もこの方向を間違えて無理に締めたのかも。
無事に作業終了して、スタンドに当てるゴムの部分に真っ直ぐ上がるようになった。
今まではこのパッドの下に潜り込んでスタンドを出すのが面倒だったのだ。
満足満足。しかしこのタイミングで延び延びになっていたこの作業をした訳は・・・
折角仕入れた中古部品を有効活用しようと。その理由は・・・(つづく)